時間を凍らせて 樋野まつり


  とある高校の保健室。

  窓硝子には吹雪が写し出されている。

  そこで主人公の女の子が、眠っている幼馴染みの額にキスをする。


  そんなシーンからこの作品は始まる。 ところが幼馴染みが起きてしまうとそんな事はなく、主人公は素っ気無く至ってクールだったりする。彼女はあくまでも幼馴染みに本当の気持ちを気付かれまいとしているのだ。

  その後暫くは、お互いに自分の本当の気持ちを隠したりチラッと覗かせたりな、じれったいやりとりが続く。

  そしてラストでの幼馴染みの"不意打ち"が憎い(笑)

  占めて24頁。最後の最後まで読ませてくれます。

初出:平成11年 ララDX1月号
コミックス:「とらわれの身の上」  白泉社